特集コラム

Column 5 吉祥寺グルメ

吉祥寺グルメ
2011/03/10

Restaurante Dos Gatos(ドスガトス)

いつもよりちょっと贅沢な、スペイン料理の真髄。

海老やムール貝がたっぷり乗ったパエリア、個性豊かな料理を少しずつ味わえるタパス。気軽に楽しめるスペインバルのお店が増え、スペイン料理はすっかりメジャーになった。でも実は、本場スペインのバルはディナーの前にちょこっと寄って軽食とワインを楽しむ、日本で言う立ち飲み屋のようなスタイルで使われることが多いのだ。
じゃあ正統派スペイン料理ってどんなものなんだろう?その答えは、25年も前からお店を構えている一軒のレストランにあった。

お皿の上で輝く、色とりどりの宝石たち。

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「スペイン料理は、フレンチやイタリアンと大きくは変わらないんですよ」と語ってくれたのは、スペインの星付きレストランで経験を積んだオーナーシェフの高森さん。スペイン料理の特徴は、フレンチではバターを使うところをオリーブオイルにすることと、何よりも扱う食材の豊富さにあるのだそう。

高森シェフが作った料理をみて納得。ルッコラの緑、カリフラワーの白、キャベツの紫、トマトの赤・・・前菜から宝石をちりばめたかのような色彩であふれている。メインディッシュも鶏モモ肉のポワレ、牛ヒレ肉のステーキ、仔羊の煮込み、魚料理、野菜のトマト煮込みと思わず目移りしてしまうほど多彩。

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特におすすめなのが、高森シェフの出身地でもある和歌山をはじめ、四国などから直送されてくる鮮魚を使った魚料理だ。濃厚な素材の味を活かした調理法はもちろん、アクセントとなるソースの味も絶妙。もちろん、付け合わせの温野菜もたっぷり添えられている。これにデザートとコーヒーがついて、平日のランチなら1900円で味わえるのだから驚きだ(休日はさらに前菜1・2品プラス、スープ付きで2600円)。

さらにワインの品揃えも魅力の一つ。60種以上揃うスペインワインは、 高森シェフが現地からの依頼で日本のインポーターを紹介したものも。特にカヴァ(スペインのスパークリングワイン)をこんなに多く扱っている店は滅多にない。

料理、ワイン、そしてお店の雰囲気。ここは、本当にバルセロナの街角にあるレストランをそのまま持ってきたかのような場所。たまにはちょっとおしゃれして、スペインの風を感じてみてはいかが?

Restaurante Dos Gatos(ドスガトス)
http://www.dos-gatos.com/
住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町2-34-10
電話:0422-22-9830
営業時間:ランチ 12:00-14:00/ディナー 17:30-22:00
定休日:月曜日・第3火曜日

文・取材 / 赤井恒平

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