特集コラム

Column 5 吉祥寺グルメ

吉祥寺グルメ
2011/10/31

world kitchen BAOBAB(バオバブ)

人々を優しく包み込む、アフリカの大木のような場所。

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晴れた日には涼しい木陰を作り、雨の日には傘となって人々を守ってくれる神聖な木バオバブ。その下には自然と人が集まり、会話が生まれ、みんなが幸せな時間を一緒に過ごしている。

忙しい毎日を暮らす東京の人たちにとって、バオバブの木の下のような場所になれるように。そんな想いを込めて2010年にオープンしたのが「world kitchen BAOBAB」だ。

聞こえてくるのは、異国の空気をそのまま詰め込んだ音楽。

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「キューバでは街中に音楽があふれていて、それに合わせて子供たちが楽しそうに踊っているんです」。もともと旅が大好きだったオーナーの池端さんは、音楽が自然と生活にとけ込んでいる光景に感動。

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その空気を日本に持ち帰りたいと思い、キューバ、ジャマイカ、メキシコ、ブラジル、セネガル、トルコなど5大陸を旅し、行く先々の露店でレコードを買い集めた。

カウンターの向こうにずらりと並んでいるのはその結晶。だから「BAOBAB」には、いつも心躍るような音楽が満ちているのだ。

さらに週に一回のペースでライブも開催している。ジャンルはアコースティック、レゲエからサーフミュージックと様々。出演アーティストやスケジュールをホームページでチェックして、新鮮な音とリズムに包まれてみてはいかが。

フードだってワールドワイド。世界中のグルメを堪能しよう。

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楽しい時間を作るもう一つの要素はやっぱり料理。「BAOBAB」のメニューは、アジアからヨーロッパまで、池端さんが実際に食べてきた料理をアレンジしたもの。

特におすすめは、たっぷりのスパイスに漬け込んだ「Jamaican ジャークチキン(780円)」。ボリュームもあり、スパイシーなのでみんなで楽しむお酒のお供にぴったりな一品だ。

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他にも、自家製のフォカッチャにサバの塩焼きと野菜を挟んだ「トルコ名物 サバサンド(650円)」や、チョリソー入りラタトゥイユの上に半熟卵を乗せてタジン鍋に閉じこめた「バスク風目玉焼き」、北アフリカで食べられているクスクスを新鮮な野菜にまぶした「旬の野菜のクスクスサラダ」など、フードだけでも世界旅行ができてしまいそうなラインナップになっている。

世界中の音楽と美食がそろう店「BAOBAB」。たとえ行ったことがない国でも、ここに来ればまぶたの裏にその美しい風景がはっきりと浮かんでくるはずだ。

world kitchen BAOBAB(バオバブ)
住所:東京都武蔵野市吉祥寺南町2-4-6 小原ビルB1
営業時間:18:00-翌1:00 ※金・土・祝前は18:00-翌4:00
電話:0422-76-2430
定休日:無休

文・取材 / 赤井恒平

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